動画編集をはじめたいけど、何から手をつけていいか分からない
情報が多すぎて何を信じればいいかわからない…
動画編集の案件を獲得したいけど、うまくいかない
初心者が今からなんとなく動画編集を始めても月5万円を稼ぐことは難しいです。
仮に稼げたとしても膨大な時間がかかるでしょう。
そこでこの記事では、動画編集を最短で身につける方法から案件を獲得するためのコツまで解説します。
特に案件獲得のコツは、僕自身がYouTubeの動画編集を数多く発注してきた経験をもとに、「この人に頼みたいな」と感じた提案の事例を紹介します。
この記事を読むと、動画編集で稼ぐまでの全体像を知ることができるのでぜひ最後までご覧ください。
車椅子ユーザーに動画編集をおすすめする理由
①自宅で作業ができる
車椅子ユーザーにとって、移動しなければならない仕事は心身ともに負担がかかります。
特に排泄障害がある場合、自宅で作業できると万が一漏らしてしまってもそのままベッドへ移動し処理することができますよね。
継続的に働くためには、安心できる場所で働くことが重要です。
②パソコン1台でできる
動画編集はパソコンと動画編集ソフトがあれば、すぐにはじめることができます。
撮影する場合は、カメラを購入する必要がありますが、動画編集だけであれば映像データは依頼主が用意してくれます。
そのため指が不自由でカメラ操作ができなくても、映像の仕事に関わることができますよ。
③スキル習得が難しくない
最近の動画編集ソフトは直感的に操作できるので、プログラミングやデザインに比べてスキルの習得は難しくありません。
YouTubeのようなトーク動画の編集なら、1ヶ月もあればマスターできます。
動画編集ってどんな仕事?
まずは動画編集がどんな仕事なのかについて説明します。
動画編集とは、個人や企業から提供される動画データを編集する仕事です。
動画編集の種類
動画編集の種類には次のようなものがあります。
・YouTubeの動画
・TiktokやInstagramなどのショート動画
・商品やサービスの広告動画
・ウェディングムービー
・ショートムービー
この中で代表的なのはYouTubeの動画編集ですね。
具体的には、10分程度のトーク動画にテロップやBGMを挿入するような作業内容です。
またウェディングムービーやショートムービーだと、企画や構成を考えたり、場合によっては撮影まで依頼されることもあります。
車椅子ユーザーが動きながら撮影するのは難しいので、基本的にはいただいた動画データーを編集することになります。
動画編集の流れ
この動画は以下の流れで編集します。
①画質や音量を調整する
②不要なシーンをカットする
③テロップを挿入する
④図や写真を挿入する
⑤BGMや効果音を挿入する
⑥動画を書き出す
この動画の作業時間は10〜15時間です。
最も時間がかかる作業は③テロップの挿入ですね。
Vrewのような自動文字起こしソフトを使えば、作業時間は短縮できますよ。
動画編集の報酬の相場
動画編集は、編集の内容によって変わります。
以下に例をあげます。
■YouTubeの動画編集(約10分の喋り動画) 5000円/1本
難しい編集が必要ないので、初心者向けです。
■ショート動画(30〜90秒の動画) 2000〜3000円/1本
テロップと効果音の挿入だけならスマホでも編集可能です。
1本あたりの単価は安いものの、10時間あれば3〜5本は編集できるので、多くの案件を受注できれば稼ぎやすいジャンルですね。
■ウェディングムービー 10,000〜20,000円/1本
結婚式で流すオープニングムービーやプロフィールムービーです。
1本あたりの単価は高いものの、イチから編集すると50時間はかかります。
そのため多くの案件を受ける場合は、テンプレートを作成し、依頼者に用意してもらった写真や動画をあてはめるなどの工夫が必要ですね。
■商品やサービスの広告動画 100,000~200,000円/1本
広告動画は企画構成や撮影もおこなう場合、単価は300,000〜1,000,000円ほどです。
動画編集の高いスキルが求められるため、上級者向けの案件ですね。
動画編集のはじめ方
次はこれから動画編集をはじめる人が、動画編集で月5万円を稼ぐまでの流れを解説します。
①動画編集用PCを用意する
②動画編集ソフトをパソコンに入れる
③動画編集方法を学ぶ
④ポートフォリオ用にYouTubeチャンネルを立ち上げる
⑤案件を獲得する
①動画編集用PCを用意する
最近ではスマホでも動画編集ができるようになりました。
しかし、スマホでは複雑な編集はできませんし、容量の大きい動画データは扱えません。
またパソコンでの編集でないと、個人や企業から動画編集の依頼を受けられないこともあります。
そのため動画編集で稼ぎたいのであれば、まずは動画編集に適したパソコンを用意しましょう。
動画編集は、専用ソフトや映像データの容量が大きいため、高スペックのパソコンが必要になります。
具体的にはメモリが16GB以上、ハードディスク(あるいはSSD)が516GB以上をおすすめします。
4K動画を扱う場合は、メモリが32GB以上、ハードディスク(あるいはSSD)が1TB以上のスペックが必要です。
OSは、WindowsとMacのどちらでも構いません。
ただこれから動画編集を始めたい人には、Macをおすすめします。
MacはWindowsに比べて高価格ですが、リセールバリューがいいので、売ったときに高値で買い取ってもらいやすいです。
💡イメージ💡
15万円で購入したWindows→5万円で買い取り(差額10万円)
20万円で購入したMac→13万円で買い取り(差額7万円)
つまり、動画編集をはじめたものの自分には合っていないと判断したときに、低スペックのPCに乗り換えやすいということです。
僕はM1チップ搭載のMacbook Air(メモリ16GB、SSD1TB)を使用しています。
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②動画編集ソフトをパソコンに入れる
動画編集ソフトは、Adobe Premiere Pro(アドビ・プレミア・プロ)一択です。
✅Adobe Premiere Proを指定した依頼が多い
クラウドソーシングなどで仕事を受注する場合、応募条件に「Adobe Premiere Proが使えること」と記載されていることが多いです。
✅無料の解説動画が多い
YouTubeで「Premiere Pro 使い方」と検索すると数え切れないほどの解説動画が出てきます。
そのため、操作について分からないことがあってもYouTubeで調べることですぐに解決できますよ。
✅初心者レベルからプロレベルまで扱える
Adobe Premiere Proはテロップ挿入などの簡単な編集から、カラーグレーディングのような高度な編集まで扱えます。
ちなみに映画「シン・ゴジラ」のVFX(特撮視覚効果)シーンは、Premiere Pro CCのみで編集したことで有名です。
③動画編集方法を学ぶ
パソコンと動画編集ソフトが準備できたら、動画編集方法を学びましょう。
動画編集方法を学ぶ場合、無料教材と有料スクールの2種類があります。
まず教材があれば自分で勉強できる人は、無料教材で十分です。
夏休みの宿題を一人で計画的に進められるような人ですね。
基本的な操作方法はYouTubeで学べます。
おすすめはリベ大スキルアップチャンネルの動画編集講座(全8回)。
この動画は、Adobe Premiere Proの基本操作や動画編集のコツを解説した無料講座です。
全8回の動画を見て実践することで、動画を完成させることができるようになります。
一人で学ぶことが苦手で挫折しがちな人は、動画編集スクールに通い短期間でスキルを身につけることをおすすめします。
以下のような希望がある人は動画編集スクールが向いています。
・一緒に学ぶ仲間がほしい
・分からないことはすぐに質問したい
・ある程度の強制力がほしい
ちなみに僕は一人で学ぶことがそこまで得意ではないので、今から動画編集を学ぶならスクールに通います。
おすすめの動画編集スクールは「デジハク」です。
デジハクは、メンター制度というオンライン面談での個別サポートが充実しています。
そのためモチベーションを維持しやすく、着実にスキルアップを目指せます。
④ポートフォリオ用にYouTubeチャンネルを立ち上げる
動画編集の基礎を学んだら、実践あるのみです。
実践練習も兼ねて、ぜひポートフォリオ用のYouTubeチャンネルを立ち上げましょう。
ポートフォリオとは、自分が制作した作品集のことです。
動画編集の依頼主が発注先を決めるときに重視するのが「ポートフォリオ」なんです。
なぜならポートフォリオを見ることで、その人のスキルを把握することができるからです。
百聞は一見にしかずというように、実績は言葉ではなく動画で示しましょう。
ちなみにポートフォリオ用の動画は「限定公開」に設定しておけば、専用のURLを共有しない限り第三者に見られる心配はないのでご安心ください。
⑤案件を獲得する
自分のポートフォリオを作成したら、案件を探しましょう。
初心者が案件を受注する一番の近道は、クラウドソーシングサイトで仕事を探すことです。
✅クラウドソーシングサイト…ネット上で仕事の発注や受注ができるサイトのこと
具体的には、クラウドワークスやランサーズですね。
<内部リンク:クラウドソーシングサイトの使い方ガイド>
またTwitterでの個別営業もおすすめです。
具体的には「#動画編集者募集」のハッシュタグで検索するとたくさんの案件募集ツイートがヒットします。
💡案件を獲得するポイント
依頼主は、必ずポートフォリオを見ます。
そのためTwitterで営業する場合は、自分のプロフィールか固定ツイートにポートフォリオのリンクを貼っておきましょう。
動画編集の案件を獲得するノウハウ
営業経験のない人にとって、案件獲得の大きな壁になるでしょう。
そこで、僕が動画編集の発注側を経験して、「この人に動画編集をお願いしたいな」と感じたノウハウを2点ご紹介します。
①ライブ映像をもとに作成した編集済みの動画を提案文に添付する
これは僕が動画編集者を募集した際に、「この人に依頼しよう」と決め手になった方法です。
この方は応募の際に、「このように編集できます」という一文とともに僕のライブ映像をもとに作成した編集済み動画のリンクが貼ってありました。
しかもその編集が、普段僕がしていた編集内容(テロップの種類や色)とほぼ同じだったんです。
この動画を見た瞬間に、「この人なら安心して任せられるな」と感じました。
おそらく充実したポートフォリオを見せられるよりも効果があったと思います。
②目の前の案件に対して120%の成果を出す
顧客から継続案件をもらうためには、信用されることが必要不可欠です。
目の前の顧客の期待を超える仕事ができれば、自然と依頼数は増えてきますよ。
最初は赤字になっても構わないので、誠実な対応と丁寧な仕事を心がけましょう。
具体的には以下のことを意識してください。
・連絡が来たら速攻で返信する
・納期は必ず守る
・期待を超えるクオリティで納品する
当たり前なことばかりですが、実はこれらができているフリーランスは多くありません。
つまり、ちょっとした心づかいを意識するだけで他の動画編集者より頭一つ抜けることができますよ!
車椅子ユーザーには動画編集がおすすめ
もし僕が今から個人事業をはじめるなら動画編集を選びます。
なぜなら動画ビジネスは成長市場で、動画編集は自宅でできるからです。
動画編集の仕事は競合が多く、今からはじめるには遅すぎるという人もいますが、決してそんなことはありません。
デキる動画編集者はまだまだ少ないので、着実に実績を積んでいけば月5万円どころか月10万円も不可能ではないですよ。
あとは行動するかしないかです!
興味のある人は、まずパソコンの購入から検討してみてください。